【2018年6月5日:ヴェズレー】
前夜は一同で先生の部屋に集まり、夜遅くまでお酒を酌み交わしました。おかげでこの日は完全に二日酔いです。
やたら喉が渇いて早くに目覚めたこの朝は、窓の外、遠くに見える麦畑に朝霧が立ち込めて、とても気持ちの良い景色でした。まぁその時の私はとても気持ちが悪かったわけですが(笑)
このホテルの建物もそうでしたが、よく見かけたのが漆喰?コンクリート?に混ぜ込められていたこの植物。小さな粒状の実を付けた小枝がたくさん入ってるんですね。いくら葡萄畑がたくさんあるからって、コンクリの補強にまで使うのかな。
写真中央の小枝で、長さが1~2cmほどの大きさです。
2泊したヴェズレーから次の宿泊地ノワイエに移動です。出発の時には、お世話になった宿のおばさん方が手を振って見送ってくれました。
【オーセール】
ヴェズレーからノワイエまでは40kmほどで、30~40分も走れば着いてしまう距離。そこで、またついでに遠回りしてみようと、オーセールの街に向かいました。
オーセールは、ブルゴーニュ=フランシュ=コンテにあるヨンヌ県の県庁所在地で、人口35,000人の結構大きな街です。街の中央をヨンヌ河が流れ、旧市街地の真ん中にサンテチエンヌ教会があります。
レピュブリック通りの駐車場にクルマを停めて、各々スケッチをしようと場所を探します。ですが、ちょっと天気の雲行きが怪しくなってもきたし、私はクルマのなかで一休み。何せまだ二日酔いが抜けてませんし。。
小一時間経ってかなり酔いも醒めてから、散策と写真撮影をしようと外に出てみました。
写真の向こうに見えるのはサンテチエンヌ教会で、その手前に見える細い橋はパセレル・ド・ラ・リベルテという歩道橋です。
サンテチエンヌ教会を反対側から。
【ノワイエ=シュル=スラン】
午後にオーセールを出てノワイエに移動。天候も持ち直したようです。
ちなみにそのちょうど中間あたりに、白ワインで有名なシャブリの村があります。
ノワイエ=シュル=スランは古い建物が多く残る村で、フランスの時代劇のロケ地として使われることが多いんだそうです。撮影の時には、現代風の看板や標識を隠して、時代がかった服装の人を配置すればそのまま中世の景色になるんだそう。
同行したお弟子さんの一人は私たちとは別のホテルに泊まったのですが、その建物は建てられたのがなんと1518年。ルターの宗教改革の翌年ですよ。(◎◎)
もちろん内部は新しく改装されているとはいえ、建物は当時のまま今も使われているというんですから驚きです。
ノワイエの街の真ん中にあるのはアヴァロン門。
近くを流れる小川のそばに、とても素敵なお宅がありました。
この小川のそばには、昔の洗濯場。
真ん中に川の水を引いてあり、たくさんの女性が世間話しながら洗濯していたそうです。
街はずれにはレストランの営業車らしきルノー 4が佇んでいました。
街の目貫通りを外れ畑の中の小径を歩いて、街を遠くから眺めてみました。