【2018年6月9日】

昨日乗り込んだのはエールフランスのCDG-HND便のBoeing B777-200。初日に来る時には長胴型の-300でしたが、帰りは-200です。
ルートは行きをそのまま折り返すように、ロシア北部からハバロフスクに下り、日本海を横断するコース。

行きと違うのは、東に向かうので時計を進める向きで経過するのに、窓の外はあまり暗くなりません。この季節、極北は白夜に近く夜が短いんでしょうね。
時折外の様子を見ると、機内が寝静まる頃には薄暮ほどの明るさでしたが、行程の半分を過ぎるころには再び明るくなってきました。目の前には液晶ディスプレーがあり映画を見たりできますが、私はずっと地図と飛行高度表示にしていました。


33000~35000フィートで飛び続けているうち、わずかにエンジン音がたかまり37000フィートに上がる頃には、窓の外の高層巻雲(Ci)を眼前から眼下と見ていました。その時、とうとうこんなところに来たんだなぁという感慨を覚えましたね(笑)。
だって長く山形の片田舎で仕事をしていた自分が、シベリア上空の高層雲のそのまた上にいるなんて(笑)。
 

感慨はともかく、行きよりも足元が幾分か広い座席で、窓際、しかも隣は空席という好条件で過ごせた帰りの便は楽しかったです。
でも、行きの苦行のような12時間を思い出せば、座席のクラスは行き帰りそれぞれ100,000円プラスのプレミアムエコノミーを選ぶ方が良いなと思いました。

日本海上空から降下し、新潟上空から羽田に向けて飛ぶ頃には地上の様子も良く見えて、着陸まではあっという間。空港で通関して、コンコースで添乗員のTさんや他のお弟子さんたちと別れ、新庄への帰路に着きました。


やはり、違う文化に触れるのは楽しいものですね。
こういった経験を、私の子どもたちにもそれも多感な若い頃にぜひとも味わわせてあげたいです。

ドイツ文化が色濃く残るアルザス地方から、今度はケルトの雰囲気が残るブルターニュ=ノルマンディー=ピカルディ―地方に行ってみたいと思います。