【2018年6月2日:エーグイスハイム】
この日は早起きして、早朝のエーグイスハイムの街中を散策してみました。
住宅の間を縫うように歩いているうちに、裏庭にクルマがあるお宅を発見。
どうやらクルマ関係の店らしく、その裏庭に4台の928(部品取りと思しきスクラップ含む)と914がありました。こうして自分が好きなモノで仕事できるのも羨ましいですね。 Atelier9
目貫通りの広場に戻ると、料理店の壁には、こんな可愛い掲示板とポスターが。
円形の街並みを西に向かいオーヴィエ通りを抜けると、キャンプ場があります。遠くに3つの城跡(Les Trois Châteaux d'Eguisheim)が見えました。
【スミュール=アン=ノーソワ】
2泊ほどお世話になったホテルを午前中にチェックアウトし、この日は次の目的地スミュールに向けて約350kmの移動です。
コースは、ブルトンまでD83線を南下、それからはA36を西に向かってベルフォール、モンベリアール、ブザンソンと通り過ぎボーヌまで。それから続いてA6で西進していきます。
昼食は高速道路のサービスエリアに立ち寄って、コンビニで各々が好きなものを食べるという具合。
目的地に近づいた頃、シャトーヌフ付近を通過中に車窓の遠くに城が見えたので、撮ってみました。
100km/hを超える速度で走っているクルマの窓からこれだけ撮れるなんて、最近のデジカメはすごいものです。
午後3時を過ぎてようやくスミュールに到着。
スミュール=アン=ノーソワは、ブルゴーニュ地方、コート・ドール県にあります。天然の要害の地として、とても歴史の古い町だそう。
今では町の東側に現代の建物が広がってますが、西側のアルマンソン川に沿った通りは素晴らしい眺め! 先生のお話では、ここは大作に向いている有数の場所だそうです。
ここスミュールではHôtel de la côte-d'ortというホテルで1泊しました。まずは日中、腰を据えてスケッチ・撮影。
上の写真のほぼ真ん中あたり、建物に挟まれた階段上の通りフルノ―通りを上がり、上の街に行ってみました。このフルノ―通りの途中、街までもう少しの辺りで門をくぐり、緑豊かな路地を通ります。
どこかから花の香りが漂い絶えず鳥の囀りが聞こえる、とても心地よい小道でした。動画
街をあちこち散策しながら明日のスケッチ場所を探しました。
路肩に駐車している古いフランス車もあって、絵になりますね~。これはシトロエン・ヴィザのフルゴネット、C15。
陽が落ちて暗くなってから、Tさんの案内で地元のレストランというか居酒屋でみんなで夕食。
地元民で大層賑わっていたその店は、若い店員が元気に席に誘導、注文もノリ良く取っています。
Tさんが手早く酒を注文し終えると、届いたのは直径が20cmもあろうかという大きさのジョッキに入ったビール。私はてっきり、店が満員でジョッキが足りないから花瓶に入れてきたんだと思いましたよ。
ビール以外の人にワインが行き渡るのを待ち、"花瓶"を持ち上げて乾杯。ブルゴーニュだから飲むのはワインという固定観念を捨てるべきと思うほどの旨さでした。
次々と届けられた料理の中に例のカタツムリがありました。私は初めて食べたのですが、バターとハーブ、塩で味付けされた巻貝といった食べ心地。
最近はフランス各地でもエスカルゴは缶詰で手軽に出されることがほとんどだとのことですが、この店は生のモノから作っているそう。
生の状態を想像するとちょっとアレですが、けっこう美味しくて5個ほど食べました。
ワイワイと賑やかな店内で料理も旨いしビールも進むし、店員のお兄ちゃんもにこやかで、とっても良い雰囲気の店でした。